セオリー・定石とは、最善と思われる一連の流れや戦術のことです。
ただし、将棋のようなゲームほど確実性のあるものではありません。
人狼ゲームはプレイする人によって定石が通じる、通じないが様々だからです。
また、定石やセオリーの中には、流行り廃りがあります。
それはマクロな視点では人狼ゲーム界隈全体を指し、ミクロな視点ではいつもプレイするメンバーに依存します。
友達同士で人狼をやっていた人たちの定石はネット掲示版の人狼ではまったく通じない、などはよくあることです。
そのため、ここに書かれている定石やセオリーを絶対だとは思わないでください。あくまでにも参考程度に知っておき、使う使わないは個々の判断におまかせします。
ローラー
特定の範囲のプレイヤーを全員吊ることです。ロラとも言います。
占いロラは、占い師COしている全員を吊ることで、霊ロラは霊能者COしている全員を吊ることです。
グレーランダムローラー(通称グレラン)は、役職COしていないプレイヤーで、村人か人外かまったくわからないプレイヤーからランダムで吊っていくことです。
役職者ローラーは、騙りがいる場合に行うことで、確実に人外を吊るために行われます。例えば占い師だと3人がCOしていれば、この中には本物が1名、偽物が2名いますから、占いローラーすることで、本物も吊ってしまうけれど偽物である人外を確実に2名吊ることができます。
いきなり本物を吊ってしまうと村人が不利になりやすいので、ゲーム中盤で行われることが多いです。
ただし、騙りが多く、人外が全員露出(偽物の数と人外の数が同じになる)した場合は、役職者ローラーを行だけでOKです。
統一占い
占い師が複数COしている状態で、次の占い先をあわせることです。白確を作るために行われます。
例えば2名の占い師がいるとして、両方同じプレイヤーを占い、両方から白が出た場合、そのプレイヤーは白確となります。
- ○○→占い先の白確定
- ○●→占い先グレーのまま
- ●●→占い先の人狼確定
狐ケア
狐が入る配役の時に、LWを吊る前に狐を先に吊るか呪殺するように動くことです。
確定人狼が出たら、すぐに吊らずにおいておきます。つまりこの人狼を最後に吊って村人勝利を目指します。
よって、ギリギリまでLWは吊らずに、狐の可能性のあるグレーを吊るか占っていきます。飼い殺しとも言います。
相互占い
占い師が複数COしている状態で、占い師同士でお互いを占うこと。
占い師の中に狐が潜んでいそうな時に行う、狐ケアの一種です。
例えば2名の占い師にお互いを占わせたとして、片方が狐なら呪殺が発生します。
- 呪殺発生→残った占い師が真
- 白ー白→少なくとも人狼の占い騙りはない
- 白ー黒→内訳不明
- 黒ー黒→少なくともどちらかが人狼
霊能者潜状態での白出し
昨日吊った人が村人ならそのまま潜伏(黙っている)、人狼だったらCOする、という方法で、霊能者は隠れたまま霊能結果を知らせることができます。
主にまとめ役が全員に対して号令をかける方法で行われます。
誰からもCOがない=昨日吊った人が村人だったことになります。人狼視点で、だれが霊能者か特定できないため、役職者の延命につながります。
留意点は
- 既に霊能者がCOしちゃってたら使えない(まとめ役が霊能者COストップの号令を出す必要あり)
- 霊能者が潜伏中に噛まれていた場合混乱する(ずっと白が出てると皆思う)
- 霊能者が潜伏中に噛まれて人外に乗っ取られる危険性が増す
- 人外による霊能騙りが黒出しすれば、真霊能者は自ずと対抗COしなければいけない
- 初日犠牲者ありの場合、霊能者がそもそもいない可能性がある
占い師の場合でも同様のことは可能です。その場合、占い師COがない状態で、まとめ役によって次回の占い先を指定しておき、翌日、霊能者の時と同様に占い先が白なら潜伏、黒だったらCO、という流れになします。留意点も霊能者の時と同じです。
狩人日記
狩人(ボディガード)は、初日からガードしたプレイヤーをメモなどに記録しておきます。その際、なぜその人を守ったか、なども同時に記録(記憶)しておきます。
COした際、それらも同時に発表することで、真狩人であることを印象づけることができます。
思いつきで騙りで出た人外狩人にはなかなかできないからです。
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