狂人の基礎

• 呼び方：狂人・多重人格者・憑依者
• 陣営：人狼サイド
• カウント：村人
• 占われた時の結果：人
• 能力：特にない

狂人は、人であるにもかかわらず、人狼の味方をする役職です。

狂人は最も振る舞いが難しいと言われています。

狂人は基本的に騙ります。

騙ることによって、村を混乱させます。

後述しますが、騙ることによって、村人サイドの能力者を道連れにできます。

狂人の仕事は「とにかく村を混乱させ、進行を人狼有利に運ぶこと」です。

霊能者を騙る

先に本物がカミングアウト（以降「CO」）していればそれに対抗COし、自分が先にCOすれば、本物が対抗COしてきます。

霊能者は占い師ほど村人サイドとしても重要視していない役職なので、霊ロラ（霊能者をローラーする）されます。

この場合は、村人サイドの役職者を1名道連れにできたことでOKとしましょう。

先に吊られそうであれば、「ちゃんと対抗も吊って霊ロラ完遂してくれよ！」と言って本物も吊るように発言しましょう。あくまで自分が本物なように。

また、自分より先に本物が吊られた場合、逆に霊能者が残るメリットなどを述べて、吊り回避を試みましょう。例「今日の占い師の結果は判定したほうがよくない？」など。

あなたしか初日霊能者COがいない場合

霊能者がわけもわからず潜んでいるのか、初日犠牲者として霊能者が死んでいるのかのいずれかです。

この場合、村はあなたの霊能結果を頼りにゲームを進めていくことになります。

占い師が2名COしている場合、片方は本物、片方は人狼ですから、人狼とのラインをつなぎます。

つまり、

1. 偽占い師（人狼）が出した黒出し結果を（嘘であっても）黒だったと霊能者として判定する。
2. 偽占い師（人狼）が出した白出し結果を（嘘であっても）白だったと霊能者として判定する。
3. 本物占い師が出した黒出し結果を嘘をついて○だったと霊能者として判定する。
4. 本物占い師が出した白出し結果を嘘をついて黒だったと霊能者として判定する。

ただし、狂人は誰が本物占い師で誰が偽物占い師かはわからないため、難しい判断となります。

占い師を騙る

基本的には白を出し続ければ、ある程度は村人からは信頼されますし、もし人狼に対して○を出した場合、人狼は「こいつ狂人だな」と把握するので、人狼はあなたが本物の占い師であるように議論を煽動してくれます。

初日黒出し特攻

初日にランダムで誰かに対して黒判定を出します。人狼相手に出してしまう誤爆の危険性はありますが、相手が村人サイドの能力者だった場合、吊れれば最高ですし、例えそのプレイヤーが役職COして吊りを回避してきても、人狼に対して誰が潜伏役職者か、という情報を渡し、さらに自分が狂人であることをアピールできると考えれば損ではありません。

もし、村人を吊ったとして、人狼が1名しかいない村では、そこでゲームが終了しない時点であなたの嘘がばれます。人狼が2名いる村では、あなたの嘘はまだばれません。

自分しか占い師がいない

あなたが偽占い師としてCOしたのにも関わらず、対抗がでてこない場合です。占い師がわけもわからず潜んでいるのか、初日犠牲者として占い師が死んでいるのかのいずれかです。

しかし大抵は人狼が占い師として騙りで出てきます。人狼からすると、占い師CO一人というのは危険なのです。（真占い師が確定しています。）

運良くあなたしか占い師COがいない場合、村人はあなたを本物の占い師だと信じます。

よって、あなたは人狼に白、村人に黒を出して村を混乱に陥れます。ただし、あなたには人狼が誰かわからないため、人狼に対して誤爆で黒を出してしまわないように、白っぽいプレイヤーに白を出すようにしましょう。

人狼が占い騙りで出てきた場合、人狼と狂人が占い師COし、真占い師は初日犠牲者でいない、という状況になります。

この状況で、人狼と狂人がお互いを人外だと認識すると、この村は絶望村となります。なにせ本物の占い師はいないのですから。

パワープレイ

パワープレイのタイミングを覚えましょう。

パワープレイとは、人狼陣営が村人サイドよりも多い時に、人狼狂人COしてしまっても組織票で確実に村人を吊って、人狼の勝利を確定させるプレイです。

• 残り7人で人狼3生き残り（狼狼狼狂村村村）
  →狂人COすると人狼3とあわせて合計4票となり、パワープレイが可能です。
• 残り5人で人狼2生き残り（狼狼狂村村）
  →狂人COすると人狼2とあわせて合計3票となり、パワープレイが可能です。
• 残り3人で人狼1生き残り（狼狂村）
  →狂人COすると人狼1とあわせて合計2票となり、パワープレイが可能です。

ただし、あなたを狂人だと人狼が信じなければ人狼は出てきません。なぜなら人狼あぶり出しのために、村人が狂人を騙っている可能性もあるためです。

例：狼村村の状態で村人が「私は狂人です、PPしましょう。」とCOし、人狼COした瞬間にこの村人は狂人COを撤回し、残る村人2名で人狼を吊って終了できます。

よって、人狼に対して、自分が狂人であることを信用させなければなりません。占い騙りをし、人狼に対して白を出していれば間違い無く狂人だと信じてもらえます。

もし、人狼サイドから人狼COがあり「私は人狼です、PPしましょう、狂人さん出てきてください。」と言われた場合、即座に狂人COしましょう。

村人の人外騙りに注意

残り3人で

• Aさん（狂人）←あなた
• Bさん（人狼）
• Cさん（村人）

だとして、村人であるCさん視点で、誰が人狼で誰が狂人かがはっきりしている場合、村人CさんさんはPPを恐れて、人外COする可能性があります。

Cさん（村人）「私は人狼です、Aさん狂人ですよね？PPしましょう。」

と言われたとき、あなたがそれを信じて残ったBさん（人狼）を吊ると人狼の負けです。

こうなると、人狼は対抗COするしかなくなります。

B「私が本当の人狼です。Aさん間違わないで、吊るべきはCさんです。」

あなたの中で誰が人狼か目星がついていればいいですか、人狼が誰かわからない場合、あなたの選択で勝敗がわかれます。

もちろん、この状況であれば、狂人であるあなたを吊れば人狼の勝利になるので

あなた「私を吊ってくれればOK。それで人狼勝利です。」

と言うこともできますが、村人のCさんはあなたに投票しません。村人であるCさんは必ず人狼のBさんに投票します。

人狼のBさんはあなたに投票したとします。そこでもしあなたがBさんに投票してしまった場合、Cさんと票が重なり、村人の勝利となってしまいます。

あなたがCさんに投票した場合、三角関係で再投票となりますが、この場合は投票先がおかしいCさんが村人だとわかるので、次の投票でBさんと共にCさんに投票して人狼の勝ちとなります。