ラインを繋ぐ

ラインとは、広義の意味では二人のプレイヤーの発言に整合性が取れることです。

主に、同じ結果を述べる占い師と霊能者のつながりを指します。

占い師AがBを人狼だと言う→Bを吊る→霊能者CがBは人狼だったと言ったとします。

これでAとCは「Bは人狼である。」と同じ結果を言っているので、この二人はラインができたことになります。

ただし、ラインができたからといって、その2名を本物だと決める理由にはなりません。

例:人狼2、狂人1、占い師1、霊能者1、狩人1、村人3の計9名の配役

占い師A「Cさんはです。」
占い師B「Dさんはです。」

占い師が2名出て来ました。片方は本物、片方は偽です。この日の出ているDを吊ったとします。そして翌日になり

霊能者C「Dさんはでした。」
霊能者E「Dさんはでした。」

いわゆる2-2の状況です。この時点で、BとCは同じ結果(Dは人狼である)を言っていることになるため、ラインができたことになります。

注意が必要なのは、だからといってBとCが本物だと言い切ることはできないということです。

初日犠牲者無しで、この配役で2-2の状態で考えられるのは(村人は役職騙りをしないのが前提)

  • 占い師/人狼占い師ー霊能者/狂人霊能者
  • 占い師/狂人占い師ー霊能者/人狼霊能者

の2パターンです。は必ずCOし、潜伏をしていないのが条件です。

人狼の2騙り狂人潜伏狼-狼)も考慮しないことにします。

今回の場合、各プレイヤーの発言から、全てのパターンを書き出してみましょう。

  1. A真占い師/B狂人占い師-C真霊能者/E人狼霊能者
    B狂人占い師の嘘の出しに対して、C真霊能者がを出している、よってEは人狼。B狂人占い師は人狼に対して誤爆出しをしてしまったパターンとしてありえる。
  2. A真占い師/B狂人占い師-C人狼霊能者/E真霊能者
    A真占い師なら狼のCに対しては出さない、よってこの組み合わせはありえない
  3. A狂人占い師/B真占い師-C真霊能者/E人狼霊能者
    B真占い師だとするとBからの出ているDは人狼確定。Dにを出しているCの霊能者はありえる。
    BとCが本物同士として綺麗にラインが繋がったパターン。
  4. A狂人占い師/B真占い師-C人狼霊能者/E真霊能者
    B真占い師だとするとBからの出ているDは人狼確定。そのDにを出すEが霊能者はありえない。よってこの組み合わせはありえない
  5. A真占い師/B人狼占い師-C真霊能者/E狂人霊能者
    B人狼占い師が狼Dを身内切り出しの場合、C真霊能者の霊能結果はなので、この組み合わせはありえる。
    人狼の身内切りによって信頼を獲得されそうなパターン。
  6. A真占い師/B人狼占い師-C狂人霊能者/E真霊能者
    B人狼占い師がDに嘘の黒出し、C狂人霊能者もウソの出しの時ありえる。
    A真占い師がCがにを出しているが、COは狂人なのでありえる。霊能者EはDにを出しているのでDは人狼ではない。人外同士が架空の出しでラインが形成されたパターン。
  7. A人狼占い師/B真占い師-C真霊能者/E狂人霊能者
    Bが占い師だとするとBからの出ているDは人狼確定。Dにを出しているCの霊能者はありえる。
    BとCが本物同士として綺麗にラインが繋がったパターン。
  8. A人狼占い師/B真占い師-C狂人霊能者/E真霊能者
    Bが占い師ならDは人狼。Eが霊能者ならDにを出すのはありえない。よってこの組み合わせはありえない

8つの全パターンのうち、ありえるのは13567の5つ。
BーCのラインなのは3番と7番の2つ、人外なのは1番と5番の2つ、人外人外なのは6番の1つとなります。

こうして見ると、ラインが繋がったらその二人はどちらも本物だろう、とは言い切れないのがわかります。

 

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